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あずみの吐き出し場。

あずみの頭の中のあれやこれやを吐き出す場です。

別れ話からのプロポーズを断った話

思い起こせば数年前。

同い年の元彼とは付き合って6年目、私は27歳になる年の春。

私は元彼に別れを切り出し、元彼は私に結婚を申し込み、それが要因となって別れました。

 

元彼は自他ともに認めるブサイク。でも明るくて面白くて面倒見が良くて、彼の周りにはいつも大勢の友達がいました。そのうちの一人だった私。彼と知り合って半年後に付き合うことになりました。

が、いま思い出せば思い出すほど、特別扱いというか大事に扱われたというか、そういう扱いをされていないことに気付きました。

元々友達から彼女に昇格したからなのか、私の自尊心の低さゆえか、「こいつには何をしてもいい」と思われていたような気がします。

たとえば。

彼女である私に向かって「正直、あずみの顔は好みじゃない」「あずみは顔面偏差値50だね、友達は60だけど」と言ってはばからないとか(じゃあ自分はどうなのよ、と言うと「俺は顔面偏差値30だから」という謎の開き直り付き)。

デートと称してイトーヨーカドーに行って終わるとか。

休日はほぼ毎回彼の友達を召喚されるとか。

なぜか彼の友達と仲良くすることを要求されるとか。

大挙して押し寄せた彼の友達約10人がなぜか私の部屋に誘導されてなぜか私がみんなの晩ご飯の世話をすることになったりとか。

彼にスカトロじみたことを要求されるとか。

 

私も、あれ…これってどうなの…?と思うことは多々あれど、これって変!という結論を出せずにいました。

なぜなら元彼が初めての彼氏だったから。普通の彼氏彼女の付き合いが分からなかったから。彼女は彼氏の要求をのまなきゃいけないんだと思ってたから。

 

それが変わったのが3年目の冬。

私は夜、路上で痴漢に遭いました。

大絶叫して暴れたせいか大事に至らず、コンビニに逃げ込んだ私が元彼に連絡すると、元彼はすぐに駆け付けてくれました。息を切らしながら「無事でよかった」と言ってくれた彼。涙ぐむ間もなく、次の言葉に私は絶句しました。

「でも、スカート履いてたあずみも悪かったんじゃないの」

はぁ?何それ?!と言った私に彼は慌てて「もちろん痴漢が悪いに決まってるけど」と付け足しました。が、私は彼の発言がすごく引っかかったのです。なんというか、下に見られてる感みたいなものが透けて見えたような気がして。

 

そこから、ふとしたことで不信感や不満が蓄積するようになりました。

必要以上に私をイジって私がいじけると私のせいにしたり、私がNOと言わないことに付け込んでる節があるな…と分かることがあったり。

その後2年間遠距離になり、お付き合いは一応継続してましたが、本格的に彼から心が離れかけたことが2回ありました。本人には言ってないけど。

そして就職し、二人で暮らし始めた年の春。

ある日の休日、私や友達がいる場に、彼は自分の会社の女の子(仮称Aちゃん)を連れてきました。Aちゃんは面白い子だから、私や彼の友達もAちゃんと仲良くなればいいと思って、と彼は説明しました。今思うとダシにされてた気がする。

Aちゃんはすごくいい子でした。高学歴のリケジョで賢くて、かわいくて、おっとりしてて、天然入ってる。彼は賢い女の子が好きと公言してたし、自称顔面偏差値30のくせに私の顔は可愛くないとかあの子は可愛いとか言ってはばからない人だったので、あーこれはどストライクだろうなぁと思って彼を見たら嬉々としてAちゃんをイジってました。私という彼女がすぐ隣にいながらです。くたばっちまえ。

その後Aちゃんとは彼抜きで遊んだりしましたが、彼がAちゃんを気に入っていることは手に取るように分かりました。当時Aちゃんが彼氏と別れて間もなくて、奇跡的にフリーだったことも彼の恋心を加速させていたように思います。

そしてある日、彼は私に言いました。

「俺、Aちゃんのこと好きかも」

 

私は笑ってしまいました。私あなたの彼女ですけど…??お付き合いが継続してる真っ最中にそんなこと言うかフツー。

私は何もかもどうでもよくなって「いっそAちゃんに告っちゃえば?」と返しました。

その日の彼のSNSには「あずみの心の広さに感動した」と書いてありました。ばっかじゃねーの。

 

折しも私も気になる人が現れたところでした。彼に固執する必要ないなあ、そう思い始めたのがこの時でした。

もともと結婚に対して「就職して3年くらい経ったらかなぁ」というフワっとした考えだった彼。このままでは結婚自体ずるずる先延ばしにされて、その間にAちゃんが好きかも…に続く、BちゃんやCちゃんが現れるんじゃないか。私はそのたびにふざけんなと思いながら許し続けなければいけないのか。その間に結婚適齢期も出産適齢期も目の前で過ぎていきそうな気がする…

そう思ったので、ある日の朝「しばらく距離を置きたいと思ってる」と切り出したのです。

彼はびっくりして「じゃあ結婚しよう!」と言い出しました。

私は反射的に嫌悪感が沸き上がり、その場で断りました。

 

何がダメだったのか、今思うに「さんざん人のこと雑に扱っておいて、いざ別れようとすると結婚を持ち出して引き留めていることが『じゃあ』の一言に凝縮されている気がしたから」です。

私という彼女がいながら、その私にAちゃんが好きかもとか言っちゃえる彼。そしていざ私が離れようとすると、引き留めるためにあっさり「じゃあ結婚しよう」とか言っちゃえる彼。この人の、結婚に対する価値観って、そんなもんなんだ。

この一件で彼に対する不信感がさらに高まりました。

ちなみにこのエピソード、後に女子会で話をしてもなかなか分かってもらえませんでした。

「なんでダメだったの?結婚しようって言ってくれたんだよね?彼も決意したんじゃないの??」

⇒彼は見捨てられ不安から結婚を持ち出したにすぎません。

「路上じゃなくてもっといいシチュエーションが良かったってこと?」

⇒そういう話ではありません。

 

結局私は他の人から告白されたのを機に、彼に正式に別れを切り出しました。

すると彼は「お前がいま仲良くしている友達はみんな元々俺の友達だ。俺と別れたら友達づきあいもなくなるぞ、それでもいいんだな」と言ってきたのです。今思うと完全に脅しですね…。私は「それでもいい」と答えました。

こうして、私と彼の交際は6年目で幕を引きました。

 

無論、彼との付き合いが無駄だったとか、私が我慢するばかりだったとかではありません。私も楽しかった時はあったし、彼を困らせることもあったし、彼からもらったものはたくさんあったと思います。が、些細な有象無象が年月とともに山となり、私が耐えられなくなっただけです。無理して耐え続けて結婚出産していたらもっと逃げられなくなっていたと思う。当時の私グッジョブ。

ちなみに当時告白してくれたのが今の旦那です。私の話を聞いてくれて「今の彼氏さんと付き合い続けても、あずみさんは幸せになれないと思う。僕ならあずみさんを今より幸せにできるから、僕と付き合ってみませんか」と言ってくれたのが彼と別れるきっかけになりました。旦那もグッジョブ。

 

さらに余談ですが、後日、友達に「俺と別れたら友達付き合い出来なくなると言われた」話をしました。友達は皆びっくりして「私たちは彼がいたからあずみちゃんと仲良くしてたわけじゃない」「彼はあずみちゃんと知り合うきっかけにすぎない」「彼がいなくてもあずみちゃんとの関係は変わらない」と言ってくれました。今も付き合いは続いています。

「きっとそれだけ必死だったんだよ」とも言われましたが、じゃあなんで付き合ってる時に大事にしないかな。

 

【追記:2017/01/16】

なんかこの記事、Google検索で辿り着く人が一定数いるようなのですが、みんな別れ話からプロポーズに漕ぎつけたいのか…?それとも、そういうプロポーズをされた側の検索なのか…?

私見ですが、別れ話が出てからプロポーズするなんて、自分のことしか考えていないとしか思えません。それに結婚なんて通過点。その後は結婚生活、出産、子育て、子の進学、老後生活…ライフイベント目白押しです。自由恋愛の時点で別れ話が出るような関係なのに、その後結婚して果たしてうまくいくのか?よく考えて結論を出さないと、その後ずーーーーっと後悔する羽目になるんじゃないかと思います。私は断ってよかった。